ふるいふるい床板をつかってチェストを拵えた。
材質はダグラスファー。すこしくらいのヒビや釘穴はあるけどまだまだ強い。
届け先のお宅で別室のキッチンに仮置きしたとき、
あれ?こういう素材感の抽斗はキッチンにあっても案外いいんだなと発見。
使っていくうちにゴツンと傷つけたりしてもゼンゼン平気な風貌で、
かといって袖の繊維が引っ掛かる程でもない。
そんな風合いのチェストに生まれ変われるならサンザ荒っぽい連中に踏みつけられた床板も耐えに耐えた甲斐があった。
リメイクっていうのとはすこしちがうけれどリクレイムという再生利用の方向性を今後探ってゆくとともに、
さまざまなご要望にお応えする家具の製作に今後より一層力を込めます。